FXと買い戻し
日経が400円安となるなど市場のリスク回避姿勢が強まるなか、ユーロ/ドルがロンドン時間1.56ドル台の最高値をつけたこともドルの重石に。ドル/円は午後から100円割れを試す動きが強まり、FX取引、FX初心者、くりっく365、FX口座開設、FX資料請求日本政府当局者からも介入に関する発言は聞かれず、夕方ついに100円を割り込み、ストップロスを行使して99.75円まで下落。ただ売られ過ぎ感の台頭や投機筋の利益確定の買い戻しを受けてすぐに100円台へ反発。クロス円もユーロ/円が156円台へ、豪ドル/円が94円へ戻すなど底堅い展開となりました。またスイス国立銀行(SNB)は金融政策会合で政策金利を2.75%に据え置くことを決定。市場予想の通りでスイスフラン/円への影響は特に見られず。そして米2月小売売上高は総合指数と、変動しやすい自動車を除いた指数がともに市場予想を下回って前月比マイナスに落ち込むも、ドル/円は100.18円へ下押し後、材料出尽くし感から逆に買い戻しが加速し一時100.83円まで急伸。NY序盤ダウが200ドル以上の下げ幅を示現したため99円台へ急反落する場面があったもの、米格付け会社S&Pが大手金融機関の評価損計上は終息へ向かっていると発表すると、リスク許容度が回復した市場で円売りが加速、ドル/円が101円台へ急騰した他、ユーロ/円が157円半ばへ上昇。豪ドル/円も東京時間の下げ幅を相殺して95円半ばへ上昇しました。ダウは引けにかけて下げ幅を徐々に縮小し、前日比プラス圏へ戻して引けますが、ドル/円は101.23円まで回復後、100円前半へ急反落するなど、早朝にかけて上下に荒い値動きが続きました。 FX  週末14日金曜日はNY時間ベア・スターンズ社の流動性懸念で株価が50%以上下落したのをきっかけに、リスク回避のドル売り・円買いが殺到。ドル/円が99円を割るなど大崩れの展開に。  東京時間はドル/円が100-101円のレンジで荒い値動きが続き、日経が円高を嫌気して2日大幅続落すると午後には100円を再度割り込む展開に。クロス円も同様に上値が重く、ユーロ/円が再び157円を割って156円前半へ反落した他、豪ドル/円も94円手前まで売り込まれました。ただドル/円はロンドン時間、前日安値を下回ることなく99.83円をつけて反発し、欧州株が堅調に始まると一時100.60円台へ上昇。ユーロ/円を始めクロス円も反発に転じ、米2月消費者物価指数が予想を大幅に下回る結果を示すと、株式市場が好感して株高が高進、リスク許容度回復を受けてドル/円が101円へ急伸するなどNY序盤は円売りが優勢に。しかしNY連銀や米JPモルガン社が、米投資銀行ベア・スターンズ社に緊急資金供給との報道が伝わると、同社の流動性懸念が現実となったことを嫌気して同社株が一時50%近く暴落、ダウも300安を示現するなど大荒れとなり、ドル/円・クロス円が円買いへ急反転。101円台へ乗せていたドル/円が100円を割って、昨日安値を破り99.54円まで下落しました。NY中盤以降、米格付け会社S&Pによるベア・スターンズ格下げを受けてダウが再び下げ幅を拡大するとドル/円が99円も割り込んで98.88円まで安値を更新。クロス円も総崩れ状態でポンド/円が2005年10月以来の200円割れを示現した他、ユーロ/円も先月12日以来の155円割れへ。終盤になってもドルの買い戻しは限定的でドル/円は前週比3.52円安の99.31円で取引を終了しました。 FX なお他の通貨の先週終値は ユーロ/円155.63円(前週比2.15円安) ポンド/円200.77円(前週比6.35円安) 豪ドル/円93.05円(前週比2.32円安) NZドル/円80.73円(前週比0.92円安) 加ドル/円100.69円(前週比3.20円安) スイスフラン/円99.40円(前週比0.82円安)となっています。 先週11日米FRBは市場の流動性供給のため最大で2000億ドルの国債を貸し出す旨を発表しました。発表後こそ市場でFRBの対応が好感され急激にドル高・株高が進行しましたが、その後FRBの新資金供給策の不十分さや相次ぐ金融機関破綻のウワサから金融不安が再浮上し、週末に米投資銀行大手ベア・スターンズ社がFRBや米JPモルガン社などによる資金供給が行われると、かえって大手金融機関の抱える流動性問題の深刻さが浮き彫りになり、ドル/円が99円割れとなるなど大幅なドル安・円高を招きました。市場ではFOMCが18日に1.00%の大幅利下げを実施するとほぼ半分の確率で織り込むに至り、金融市場はかつてない差し迫った状況に置かれています。またFRBの対応だけではもはや不十分という認識が強まりつつあり、米政府による公的資金注入や各国中銀による協調介入への期待感が広がりつつあります。そのため18日のFOMCで市場の思惑通り1.00%の利下げが行われても、市場の安心感を誘うかは疑問であり、たとえ利下げを好感して株高・円安が進行したとしても、サブプライム問題の抜本的な対策が不在であるかぎり、11日のFRB資金供給策のときのように一時的な効果にとどまる可能性が高いといえます。FOMCでの金融政策が功を奏さなかった場合、いよいよ各国による協調介入が現実味を帯びてくることになりますが、日銀・政府当局はドル/円が95円台という12年ぶりの円高水準に至っても、「為替動向を見守る」姿勢を崩しておらず、もっぱら日銀総裁後継問題に対応を追われている状況で、決然とした介入を期待することは難しい状況です。ただユーロ高けん制発言の相次いでいる欧州当局が業を煮やしてドル買い協調を呼びかけることになれば、中国元の操作を批判する立場をとっている手前、介入を渋っている日銀当局がドル買いに追随する可能性は高いといえます。しかしドルを長期にわたって支えるには、やはり米景気減速の主因である米住宅市場の底打ちや、金融機関のサブプライム絡みの評価損の全ぼうが明らかにされる必要があります。12日はFOMC発表前に米住宅着工件数などの米住宅指標が予定されているため、米住宅市場動向が市場の波乱要因になるかもしれません。FX 先週ドル/円はついに100円の大台を12年ぶりに割り込み、歴史的な安値圏へ水準を切り下げてきました。11日には103円半ばへ戻す場面もありましたが、それでも急激に進行するドル安を食い止めることはできず、13日に99円台を示現、そして週明けの17日には一時95.73円まで安値を更新しました。予想外の速度で進むドル安を受けて市場は異様な雰囲気に包まれており、今後も予期せぬ逸脱した値動きに要警戒となります。ドル/円が過去最安値をつけた1995年は、1990年高値160.20円を起点とした長期下降トレンドの終末局面でした。100円を初めて割り込んだのが1994年6月で、そこから半年以上にわたって96.12-101.80円のレンジでもみ合いが続き、1995年3月に持ち合い下放れを起こすとわずか2ヶ月で79.75円まで急落しています。そして同年8月15日に96円を突破すると以後96円を割ることなく100円台を回復しました。このため96円は下値の重要なポイントとして考えられるのですが、17日の時点で96円をあっさり割り込むなど下値余地拡大懸念が増しています。目先は96円をNY引けで下回る動きに警戒が必要です。上値は101円前半までが強い戻り売りポイントになっているため、100円回復後も気の抜けない相場展開が続くと思われます。今週の予想レンジは93.00-103.00円。ユーロ/円は先週対ドルでの強い動きを受けて159円をつける場面がありましたが、週末にドル/円の下落につれて155円前後まで売り込まれ、週明け17日には急激な円高を受けて1月22日安値を下回り151.77円まで年初来安値を更新しました。17日の一日だけでほぼ1週間分に匹敵する値動きが表れており、今後の荒れ相場を予感させるものとなっています。下げ足が急激であるため下値をどこまで見るか難しい局面ですが、150円を割れても一時的と見るならば、昨年8月17日につけた149.22円が一つのメドになります。ただ149円も破られるとなると、2月27日高値起点の下降チャネルが通る147.50円まで狙われる可能性も。ともかく150円は「ユーロ/円高」相場を支えてきた重要な節目であるため、波乱が予想される今週の値動きでユーロ/円が150円の水準を保つことになるか注目されます。今週の予想レンジは147.00-157.00円。先週ポンド/円は2005年10月以来の200円割れとなり、今週17日には一時192円台まで下げ幅を拡大しました。昨年高値が251円台であることを考えるとすでに50円以上下落していることになり、FX下げ幅としては1998年のロシア金融危機以来(1998年8月240.89円→2000年9月148.15円)となっています。それらの前例をふまえると、ここまで下げてもまだ下げ余地が疑われ、しばらく下値不安がくすぶる状況が続くと見られます。一方でRSIを見ると1月以来となる30%割れとなってきました。昨年から今年始めまでのケースでは、RSIが30%以下へ落ち込んでから反発に至るまで3〜15円のオーバーシュートが確認されているため、先週200円前後で引けとなったポンド/円の下げ余地をこの例に当てはめると、下値はせいぜい185円までと考えられます。目先は190-200円のレンジから抜け出る方向に注目したいところ。今週の予想レンジは185-00-205.00円。先週93円割れ水準でかろうじて踏みとどまったかに見えた豪ドル/円は、週明け17日の急落で90円割れを示現するなど大荒れで始まりました。90円割れ自体が昨年8月17日以来であり、今後豪ドル/円が90円台を維持できるかどうかが重要なポイントになってくると思われます。ただ昨年8月16、17日と引けレベルでは90円を下回っていなかったため、豪ドル/円が90円を下回って引けとなる場合、いく分か下方向へオーバーシュートする可能性があることに留意したい。下値のメドとしては昨年8月17日安値85.97円が有力で、昨年高値起点の下降チャネルも86.00円に位置しているため、この水準では底堅い展開が予想されます。今週の予想レンジは86.00-94.00円。